食肉処理施設の間取り
- 受け入れから出荷まで、と体、枝肉の流れは一方向とします。
- はく皮と内臓摘出、カット室は別室とし、更衣室も別にしてください。
- 部屋を移動する時は着替え、足下の消毒を行います。
- 床面の色で汚染区域と、清潔区域を分かりやすくします。
Point
懸吊レール
- 懸吊レールを使用することによって、床面から枝肉を離した状態で効率的に部屋を移動することができます。
- また、作業員が解体処理室から冷蔵庫へ入らず、枝肉だけ移動できます。
- 懸吊レールを設置できるように、天井の強度や冷蔵庫の種類を事前に確認しましょう。
Point
チェーンブロックによるはく皮
- シカの場合、皮を床面に固定し、と体を電動ウィンチで引き上げることで、はく皮することができます。
- シカをつり上げた場合の高さの2倍の天井高が必要となります。
- 施設を建てた後で、天井高を変更するのは難しいため、解体処理室の天井高は、余裕を持たせるようにしましょう。
- また、ナイフをなるべく使わないことで、皮の活用にもつながります。
Point
色分けによる汚染区域の区分
- 施設の床面や、作業服、長靴等の色を衛生区域で分けておくと、汚染がついた服で清潔区域に入ってしまったり、汚染区域で使用した道具を清潔区域で使ってしまう等の「交雑汚染」を防ぐことができます。
色分けの例
INDEX
- 基本編
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- 計画編
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- 捕獲編
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- 処理編
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- 事例編
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