isseiの実績

ジビエペットフードの安心・安全に関するマニュアルを作成

愛がん動物用飼料(ペットフード)に関する法令は、愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律(ペットフード安全法)がありますが、製造・販売にかかる基準・規格として、「安全な原材料を使用すべき」という事は記載されているものの、原材料そのものの製造方法については具体的に規定されていないのが現状です。

(株)一成では、ジビエペットフード利用推進協議会の一員として、ジビエペットフードの原料に関する衛生的な処理加工方法を解説したマニュアルを作成しました。

目指すべきジビエの「四方よし」の提案

本マニュアルづくりのプロセスでは、ペットフードメーカーや、ジビエ処理施設、学識研究者へのヒアリングや検討会を通して、ペットフード業界の現状や、ジビエ処理施設の課題、衛生面でのリスクや対策事例などを収集し、それぞれの考え方において必須の事項と目指すべき方針をとりまとめました。社会へのメリットとビジネスの両立を目指す方針づくりにあたり、エコツーリズムの考え方である「四方よし」を参考に、ジビエにおいて「消費者、事業者、環境、地域」それぞれがどのようなメリットを目指すか、どのようなデメリットを避けるべきか、という考え方を整理しました。

ジビエペットフードへの活用が活性化することは獣害対策や地域活性化の役に立つとはいえ、まずはペットの健康(食の安心、安全)が最優先となります。ペットの健康を守るため、ペットフード原材料としてのジビエに関しても、食用(人用)と同様に安心・安全の確保が必要であると考えます。

本マニュアルの詳細は、(株)一成「ジビエ利活用関連情報」ホームページに掲載しています。 ご一読いただけますと幸いです。

事業概要

事業年度 令和4年度~5年度
発注者等 農林水産省補助事業「鳥獣被害防止総合対策交付金(鳥獣被害対策基盤支援事業)愛玩動物用飼料原料利用促進事業」
実施場所 全国